2007年3月16日第2回「芯ホルダーの裏技」
今回はカッターとか出てきたりしてますので実践する場合はあくまで自己責任でお願いします。もし何かあっても当方は一切関知しません。

設計などのプロの方から文具好きの方まで幅広い層から支持を受ける芯ホルダーが今回のテーマです。今回はいきなり裏技(ってほどでもないか)を紹介しようと思うので説明は省略します。まあ、簡単に言えば芯ホルダーとは鉛筆+シャープのいいとこ取りという感じです。

さて、普段鉛筆を使っていると5センチくらいまでしか使えないですよね。鉛筆ホルダーをつかってもまあ25ミリが関の山です。ここで芯ホルダーですよ。芯ホルダーを使うことにより、長さ4ミリくらいまで使えます。下に画像があります。

ζ註ζ 2.0mmホルダーの使用が前提です。会社や銘柄にもよりますが流用可能な鉛筆の硬度は9HからHBです。Bより濃くなると大抵使えません。ロットや固体により差などある可能性があります。あくまで参考ということでお願いします。もしサイズが合わなくても当方は一切関知しません。

このページの一番下に表が有りますので詳しく知りたい方は是非ご覧下さい。

ではその方法を紹介します。ただ鉛筆の木を全て削って芯だけ取り出すだけ、という簡単なものです。カッターを使うので怪我に気をつけつつ削ります。削り出せたら最後は木屑や接着剤を落として完成です。カッターを寝かせるようにして、ちょうど包丁を研ぐような感じで、滑らせればすぐです。合わせ目にカッターを入れて割るという方法もありますが、芯が折れやすいですし、傷がつくのであまりお勧めできません。

こうすればホルダー芯のラインナップに無い鉛筆の芯を使えますね。Hi-uniなんかはホルダー芯が絶版になりましたので、これは大きいです。やはりHi-uniはいいです。このように、鉛筆の芯を削りだして使えば環境にもやさしいし、経済的にも良いですね。最近は14センチくらいになったらもう削りだすという間違った方向にまで・・・そこまでやりすぎなくても、短くなって使い辛くなったら是非実践してみてほしい裏技です。

こういった木屑や接着剤の残りを綺麗に削ぎ落として下さい。中で詰まる恐れがあります。

ホルダーを使うことにより簡単にここまで使えます。気合があればもうちょっといけるかも。

ζ確認済みの、2mm用ホルダーに使用可能な鉛筆ζ
先に挙げたとおりホルダー、固体、ロット、芯によって差が出てくるのであくまで目安とお考え下さい。
更に、年代によっても異なってきます。表は基本、現在普通に購入できる年代のものです。(とても古いものだと芯径が太いものがあったりします。)

問題無く使用可←◎←○≠△→×→使用不可、-は該当硬度無しor未確認
(△までは基本、普通に使用可。○との区別は私の感覚によるもの。三菱はHB芯の芯径が全銘柄2.05mmですが、9800系は細い感じがします。)
会社 銘柄 硬度
10H 9H 8H 7H 6H 5H 4H 3H 2H H F HB B 2B 3B 4B 5B 6B 7B(EB) 8B(EE) 9B 10B M
三菱 Hi-uni - × × × × × × - - - - -
uni - × × × × × × - - - - -
uni-star - - - - - - - - - × × - - - - - - - - -
9800系 - - - - - - - - - × × - - - - - - - - -
FABER-CASTELL 9000 - - × × × × × × × - -
grip - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
LYRA ART DESIGN669 - × × × × × × × - -
ORLAW - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
STAEDTLER MARSLUMOGRAPH100 - × × × × × × - - -
NORIS - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

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